
「20205年4月から新しく始まる育児時就業短給付って何?」
「パートやアルバイトは関係ないのかな?」
「どんな人が対象で、どれくらいもらえるのかな?」
そんな疑問を感じてる方多いと思います
筆者も0歳次女が保育園に受かり、4月から職場復帰することが決まったタイミングで、新たに"育児時短就業給付"制度が開始することを知りました
そこで、どのような制度かをハローワークに聞きに行きました!
時短給付って、どうせ正社員時短でしょ。って思ってる、そこのパートや派遣のあなたも、対象かもしれませんよ!
詳細が気になる方は参考までに読んでいただけると嬉しいです
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制度の概要

仕事と育児の両立支援の観点から、育児中の柔軟な働き方として時短勤務制度を選択しやすくすることを目的に、2歳に満たない子を養育するために時短勤務(以下「育児時短就業」という。)した場合に、育児時短就業前と比較して賃金が低下するなどの要件を満たすときに支給する給付金です。
職場復帰をした際に、育児を理由に時短勤務を選択したら、二歳までは賃金が補填されるということです(時短復帰前よりも収入が減っている…などの要件はありますが)
受給対象者
受給の対象は下記のような方です
さらに、「時短勤務開始前の原則2年間に、雇用保険のみなし被保険者期間が12ヶ月以上ある」「育児休業給付金または出生時育児休業給付金を受けていた場合、その給付金にかかる休業の終了後、引き続き時短勤務をしている」ということも必要になります
要は育児休業給付をもらって育休とってる人が、こども(二歳未満)を保育園預けて時短復帰したときに、復帰前より給料下がってたら補填してくれるんですね
給付額
支給額は、原則、時短勤務中の給料の10%が補填されることになります
この給料にはボーナスは含みませんが、残業代やその月分の通勤手当等は含みます。ただし、給料が時短前より10%以上減っていない場合は支給率が調整されます。
10%上乗せされるってことは分かったけど、パートの場合はどういう計算方法かを解説します
ここでパート(派遣)のような時給で計算される場合は、どのような計算方法になるかハローワークに問い合わせをし、下記のような計算方法を教えてくれました
「復帰時の自分の時給を10%上乗せした状態で、一か月の勤務時間を計算します。そこにあなたの通勤手当や残業代などを足した額が、育児休業給付の賃金月額を越さなければ、満額もらえる場合が多いです」とのこと
例えば、時給1000円のパートで、一日6時間×20日間一か月に働くとします
その場合は1000×10%=100円が時給に上乗せされるので時給1100円×6時間×20日=132000円
この金額に通勤代などを足したものが、育児休業給付の賃金月額を越さなければ、満額もらえるということになります!
育休から復帰する時期によっては賃金月額が計算しなおされる場合があるので注意が必要です
育児時短就業給付のデメリット
フルタイムで働いている人が不公平だと感じる場合があります
そもそも時短勤務をすることで、時短勤務者の負担を減らすために仕事量の調整をしている職場もあると思います
そのような職場の場合、時短勤務者への仕事量の配慮を行っている上に、勤務時間も長く、給料も大差なければ不公平だと感じられる可能性もあります
制度に対する周りの理解を求めるのも大切だけど、自分自身も、周りに理解してもらえるような勤務態度じゃないとだめだね
まとめ
新たに新設された「育児時短就業給付」によって、時短勤務(パート時間を減らす)を選択した場合にも給料が補填されるのはとてもありがたい制度ですね
うまく制度を使って、仕事も家庭も頑張るみなさんが幸せになりますように!!
最後まで読んでくださってありがとうございました