Uncategorized

【体験談】育児中は膀胱炎に、ご注意を!~症状・原因・治療まで~

こんにちは!混合病棟の小児科で働きながら、泌尿器科の患者さんも何人も診てきたクロミです!

突然ですが、この記事にたどり着いてくださった育児中の読者様は…自分が膀胱炎かもって思って検索してここまでたどり着きましたか?(ドキーッ!!!)

「日本人女性の半分は発症する」とも言われている膀胱炎ですが、そうです、現在クロミ膀胱炎なんです、、

そんなクロミの体験談が、膀胱炎で悩む方の参考になればと思います

こんな方におすすめ

・膀胱炎ってどんな症状?治療はなにするの?

・育児中だし膀胱炎怖いから、とりあえず読んでおこうかな

・膀胱炎かもしれないけど、病院の受診を悩んでいる

膀胱炎とは

膀胱炎とは、おしっこをためる役割のある「膀胱」の中に炎症を起こしてしまっている状態のことを言います。出産・育児真っ只中の20代~40代の女性に多いのは「急性膀胱炎です。下記のような原因から、腸内にいる細菌が膀胱に到達して発症してしまいます。

原因

育児の忙しさから、トイレを我慢してしまう

育児中は自分のことは後回しになってしまい、ついついトイレを我慢してしまいますよね。我慢すると、膀胱内に尿が溜まっている時間が長くなってしまい、細菌が繁殖しやすくなります。

・水分の摂取量が少なくなっている

上記のことと似通ってはいますが、自分のことを後回しにして、水分をとるのを忘れてしまう(後回しにしてしまう)と、作られる尿が少なくなってしまいます。したがって、膀胱内に侵入した細菌が濃くなって、繁殖しやすい環境を作ってしまいます。

また、授乳中の方であればなおさら、母乳に水分もとられるため、水分摂取量が少ないと膀胱炎を発症しやすい環境を作ってしまっていることにつながります

育児による疲れ、ストレスが溜まっている

毎日の育児による疲れや、ストレスで免疫力が落ちている場合、膀胱内に侵入してきた細菌と闘う力が弱まってしまします。結果として膀胱炎を発症してしまうことがあります

・生理用ナプキンをこまめに取り換えれず、不潔になりがち

育児をしていると、生理中でも頻繁にナプキンを変える時間がとれないことがあります。普段は膣内で細菌の増殖を抑えている常在菌も、生理中は減少してしまっています。このような生理的な要因に加えて、不衛生なナプキンを取り替えられない状況にいることで、膀胱炎につながりやすい環境が作られてしまいます

症状:チェックリスト

このような症状ありますか

・頻尿(トイレに行ったのに、すぐにトイレに行きたくなる)

・排尿時の痛み(特に排尿の終わりにツーンとした痛み)

・残尿感(おしっこが残っている感覚がある)

・膀胱の違和感、ムズムズ感

・尿が白く濁っている、血尿が出ている

このような症状がある方は、膀胱炎の可能性があり、何らかの対処をした方が良い場合があります

我慢すると腎盂腎炎になることも

膀胱に侵入した細菌が、さらに膀胱より進んで腎臓の「腎盂」というところまで侵入してしまうと、「腎盂腎炎」という病気を発症することも。腎盂腎炎になると、尿路感染症の時にはなかった発熱や腰部痛などが出現します。腎盂腎炎になってしまうと、自然治癒は困難になります。

治療法

基本的には抗生物質の内服治療となります

病院を受診し、尿検査により、尿路感染症と診断されると、抗生物質が処方されるでしょう。抗生物質を内服し、水分を多くとって休むと、軽度の場合には数日で症状が緩和されていると気づきます

体験談

クロミの場合は、看護師として働いている時から、膀胱炎になることがしばしばありました。仕事の忙しさからトイレに行くのを控えたり、水分をとる休憩さえない場合に、膀胱炎の症状を感じることが多かったです。今までは、症状を少しでも感じたら水分を多くとって、トイレにも何が何でも通って自力で治していました

あぁまたトイレが近い…たくさん水分取らないと。泌尿器の患者さんみながら自分が膀胱炎になるなんて悲しいぃぃぃ

今回は育休中の発症だったので、完全に自分が油断していました。症状の経過と治療、完治までを載せています↓

1日目:症状の自覚

朝起きて排尿すると、痛みに気が付きました。

あ…これ膀胱炎なってるかもしれない?!

症状に初めて気づいたこの日は、いつもより多めに水分をとるように心がけますが、排尿終わりに独特のツーンとした痛みがあります。排尿してしばらくは「いててて…」と座ったまま耐える状態。便座から立ち上がると、もうトイレに行きたい感覚です。

菌をとにかく洗い流さなきゃ!と水を飲んではトイレに行き…を繰り返していました。

2日目~4日目:自宅で治そうと試みる

2日目の朝を迎えても症状はよくならず、ひたすら水分をとるように心がけます。排尿したら痛いけど、我慢しては逆効果だと知っていたので、水分をとり、痛みに耐えながらトイレに行きます。3日目には、【ひたすら水分トイレ作戦】効果が現れたのか、少し排尿時の痛みが和らいでいました。

よしよし。このままよくなっておくれ!!!

病院受診ということも頭を何度もよぎりますが、この間は土日。血尿でてないし、とにかく水分!トイレ!水分!トイレ!水分!…トイレとお友達でした

4日目:症状ぶりかえす

4日目の朝に、昨日良くなっていたはずの症状がぶり返していることに気づきます。排尿したときにやっぱり痛い!!!!午前中に用事を終わらせ、とりあえず膀胱炎に効く漢方を買おうと、薬局に行きます。授乳中でも飲める薬を薬剤師さんに相談しますが、「病院で抗生剤をもらって早く治すのが一番」とのこと。(そらそうだわ)

決めた。午後は絶対に病院に行こう

午後に自宅近くの内科を受診しようとするも、この日は急遽休診となっていました。結局、この日も水分トイレの無限ループを繰り返していたクロミです

5日目:病院受診

朝一で病院について尿検査をすると、すぐに医師に呼ばれ、問診と検査結果から「膀胱炎ですね。授乳中でものめる薬だしておきますね」と一瞬で診察終了!私の場合は軽症だったのか、抗生剤を飲んで次の日には膀胱炎に伴う症状が消えていました

もっと早く受診していればよかった…

赤ちゃんが摂取しても安全な抗生剤を処方してもらいましたが、抗生剤の成分も、少量は母乳に移行はしますと医師から言われました。気になる方は医師と相談してください

まとめ

膀胱炎になると、育児・家事が大変な日々が、症状でもっと大変になります。

ワンオペで0歳と4歳みながらトイレ通うのは大変でした…

ここまで読んでくださった皆様も、症状がひどくなる前に、早めに受診をしましょう!

クロミでした

-Uncategorized