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こんにちは!2児のママで、パート看護師で勤務中のクロミです
いきなりですが…
ここの記事にたどり着いてくださった方は、もしかして妊娠された病棟看護師さんですか?
それとも、これから子どもを望んでいたり、病棟で妊婦になることが不安な看護師さんですか?
また、ずっと病棟看護師として頑張りたいと思っている学生さんでしょうか?
ここでは妊娠中に筆者がどのような妊婦生活を送っていたのか、どんな制度を使用したのかを、病棟看護師の仕事内容とともに紹介します!
妊娠初期~産休までの時系列になるので、長くなってしまっていますが、ご興味がある方は読んでください♪
妊娠初期

妊娠発覚し、妊娠悪阻が始まる
こどもは二人はいた方がにぎやかでいいなぁと思っていました
そのため、二人目の妊娠が分かった時はとても嬉しかったのですが、不安もありました。というのは、筆者は8時半~16時までのパートとして病棟で働いていましたが、毎日のように新人看護師さんとペアを組み、指導しながら患者さんを看護していました
もちろん仕事は定時になんて終わったためしがなく、毎日走り回っている状態…
妊娠したら今まで行っていた、抗がん剤扱ったり、移乗はなるべくさけれたらありがたいな…師長と主任には報告しとくかな
妊娠7週ころからつわりが始まり、心拍も確認できていたためそのタイミングで師長と主任には報告しました
ありがたいことに、師長と主任は妊娠報告をとても喜んでくれました
合わせて読みたい👇
<看護師の妊娠報告の仕方|人間関係を崩さない!スタッフ別攻略法>
妊娠悪阻により「母健カード」を提出する
妊娠7週頃から、嘔気が始まり、妊娠9週頃には食事もあまりとれず、嘔吐するようになってきました
仕事中の気持ち悪さに加えて、休憩をとる時間もないほどの忙しさに、どんどんストレスは溜まっていく一方。妊婦検診で医師に相談すると、「母健連絡カード」を記入してくれました
「母健連絡カード」とは:医師から事業者向けに、業務等の指示をするためのカード。働く妊婦が医師等から休憩や業務内容の緩和を支持されている場合に、そのカードに記載してもらい、事業者に伝えることができる。診断書のような扱いで、記入にはお金がかかる
せめて、休憩とりたい、重い人の移乗は変わってほしい。そんな想いから「母健連絡カード」を握りしめて、師長に手渡すと…
師長「これを受け取ってしまうと、負担の軽い部署に異動になってしまうわ。産休までの期間、新しい部署で一から働くのしんどいわよね?一旦母健連絡カード返しておくわね」と返されました…え~?!
返されることもあるのか…そんなん聞いたことないぞ?
この一件があってから、それからの妊婦生活で師長を頼るという選択肢は消え、何かあれば主任に相談することにしていました
切迫早産となり休職する
ゼリーと水分などを何とか取りながら、毎日やけくそで働いていると12週目あたりで、朝腹痛と出血があり。仕事の休みをいただき、病院を受診しました
医師「母健連絡カードを書いてから、仕事の負担は減りましたか?え?受け取ってもらえなかったの?!初めて聞いたよ!すごい病院だね!(笑)出血も腹痛もあるなら、切迫だと思うから自宅療養ね!」
切迫流産なので安静が必要と「診断書」を記入してもらい、自宅安静の開始です
「診断書」とは:医師が患者を診断した結果に基づいて、記載した公的な書類。病名や症状の記載や、業務内容の調整・休職などの方針が記載されていることもある。この内容をもとに、事業者は仕事の調整を行わなければならない。記入にはお金がかかる
診断書を提出することで、さすがに休職することができました
出血するまで無理してしまって、ごめんね赤ちゃん。でも、どうしたらよかったんだよ…
休職して、自宅安静をすることで、腹痛と出血は止まり。さらに嬉しいことに休職したその日から、悪阻の症状も軽くなりました
受診した時の助産師さんが「仕事のストレスが悪阻を助長させてる気がするから、休んだら少し楽になるといいですね」と言っていた、その通りになったと感動したのを覚えています
仕事の忙しさがつわりを紛らわす人もいますが…仕事の精神的ストレスで悪阻がひどくなっている人は休職してしまった方が、自分にも胎児にも良い!
妊娠中期
悪阻が落ち着いてくる
出血と腹痛がなくなり、仕事ができるくらいの状態まで悪阻が軽くなってきたので、妊娠17週ごろに、再び病棟に復帰しました。切迫で休職していたので、病棟のスタッフ全員が妊娠していることを知っている状態になっていました
とはいえ妊娠したからと言って、妊娠前と特に業務内容が変わることはありませんでした(もちろん気を遣ってくれるスタッフもいました)
休職していたこともあって、迷惑かけちゃったから頑張らないと!って思ってたな。忙しすぎてみんな妊婦に気を遣える状態じゃなかったし、私もどうにかしてほしいって声をあげれなかったのが反省
妊娠後期
お腹が大きくなってくるが妊娠前と変わらない毎日
妊娠後期になってくるとお腹も大きくなってきて、マタニティウェアを着るように。そこで患者さんからも妊婦だと気づいてもらえ、「無理しちゃだめよ」「妊婦さんは重たいもの持っちゃダメ!」などの声をかけてもらえるようになりました
マタニティウェアを着ることで、患者さんから妊婦だと認識してもらえて、ねぎらいの言葉をかけてもらえるのが本当に嬉しかったな
マタニティウェアを着ることで、患者さんからも妊婦だと分かってもらえるように◎周囲に妊婦であることを知らせることで、ありがたいことに周りの気遣いが増えました
他にも、病棟で働いている事務の人やベテラン助手さんが、「もっと仕事量の調整をしてあげないと」と看護師スタッフにかけあってくれていたりと、周りが助けてくれることが増えました
若いスタッフが多い病棟だったので、妊婦に対しての配慮の仕方も分からなくて当然だったと思います。そんな中でも少しずつ配慮してくれ出したのが嬉しかったです
周りのスタッフにも、自分ができること・できないことをもっと伝えるべきでした!今、周りのスタッフのサポートが少なくて悩んでいる方は、自分から発信してみるのも大切かもしれません。もしかしたら周りのスタッフも、何が自分にできるのか分からないだけなのかも
再び切迫早産となり、そのまま休職→産休へ
妊娠後期になっても変わらず忙しい毎日を過ごす中、妊娠28週ごろ、朝起きたら強い腹痛と出血がありました。仕事を休んで病院を受診しますが、再び切迫早産となり、診断書をもらい休職となりました
受診した時、お医者さんに「結構お腹張ってるよ?今までも痛かったんじゃない?」って言われたけど、仕事中は忙しさであまり気づけてなかった
休職してからは、ゆっくり自分の体と向き合うことに。すると少し動いたり、家事をするとお腹がすぐに張っていることに気が付きます。そのまま職場に復帰はできずに、産休に入りました
立ち仕事や重い仕事、感染症などの妊婦にはつらい仕事が満載の看護師ですが、仕事中にも一歩立ち止まって、自分の体と赤ちゃんがしんどいサインを出していないかチェックしてくださいね
まとめ
筆者の場合は反省だらけの妊娠期でした。同じような境遇で悩んでいる方も、今後の将来設計で悩んでいる方も、筆者のような妊婦生活は送ってほしくないです!
もちろん、病棟で働くママナースはそれぞれ違う妊婦生活を送っていましたし、本当に羨ましくなるような気づかいのある病棟で働いている妊婦ナースもいます♪そんな病棟が増えていったらいいなと心から願っています
また、国の働きかけで、子育てしながら働く人にとって働きやすい環境に、少しずつ変わってきています。妊娠しても看護師を無理なく続けられるような環境が整えばいいですね
妊娠をこれから望んでいる方で、今の環境が妊婦生活に辛そうな場合には、転職を視野に入れることが良いかもしれません
転職活動は自分で情報収集をするよりも、転職のプロに内情を聞きながら進めていくのがおすすめです。プロに話を聞いてもらいながら、自分の職場と転職先とでどちらの方が良さそうかを比較してみてくださいね
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悩んでいる人にとって少しでも参考になったり、励みになれば嬉しいです。ここまで読んでくださってありがとうございました
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