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こんにちは!中堅看護師でプリセプター経験もあるクロミです
新人看護師さんは、毎日分からないことだらけで、とても大変な毎日を送っていることと思います
先輩看護師に「分からなかったことある?」と聞かれても、頭の中がぐちゃぐちゃで分からなかったことが分からない…
そんな状態になりますよね
「先輩の説明している意味も分からないし、ついていけない。辞めたい」
そんな思いでいっぱいになっていませんか?
自信をなくさなくて大丈夫!新人の時は、わからないことが分からない、ってことは当たり前!
この記事では「わからないことさえわからない」と悩む新人看護師さんが
二年目に上がるころには、先輩看護師から「頼れる後輩」と太鼓判をおされるようになるための対策を記載します!
日々の勉強方法で悩んでいる方は読んでみてください♪
業務がわからない
新人看護師さんにとっては、看護師として業務すること自体が初めてです
看護実習に行っていた経験はあっても、看護師としての仕事のほんの一部しか見ていないため、実際のところ何も分かっていない状態で入職することが多いですよね
なので業務が分からなくてついていけない…なんて当たり前なんです!!!
「なんで分からないの?」と言ってくるような先輩がいたら、それは先輩の方が間違っています
繰り返しになりますが、新人看護師の間は分からないことは当たり前なので
「分からないから看護師向いていない」と思う必要なんて、全くないんですよ
分からないのは当たり前だから、先輩看護師は教える努力をして、新人看護師は覚える努力をしないとね
ここからは、業務を覚えるために、新人看護師でできる対策を記載しています
対策1.必ず行う看護技術から慣れる
毎日の看護業務の中で、必ず行う日常生活援助ってあると思います
例えば、筆者の新人時代の小児集中治療室を例にあげます
毎日必ず行う業務としては「清拭」「食事介助」「オムツ交換」などがありました
小児期~老年期どの時期でも、日常生活援助は必須の看護技術だよね
これは日々繰り返し行う、看護の基礎となる看護技術であるため、その看護技術が自信をもって行えるようにまずは頑張りましょう
新人になりたての頃はまず、毎日行う業務が確実にできるようにします
忙しそうに業務が回る中でも「これなら自分ができる」という技術が身につけば、周りを見る心の余裕が次第にうまれます
余裕がうまれることで、先輩看護師の考えていることが少しずつ分かるようになってきて、分からないことも整理できますよ
対策2.一日の流れや、ルーティンを知る
配属先や病院によって様々ですが
「〇時になったら点滴を更新する」「〇時になったら配膳する」のように、時間で決められた行動をする業務があると思います
その病院のローカルルールみたいなものです
そのような時間業務を覚えることができれば、次第に一日の流れが頭に入ってきて、業務をこなせるようになってきます
例をあげます
朝の情報集時点では「寝たきりのAさんの日勤帯での業務内容」は、このようなものがありました
9:00 | 点滴更新、抗生剤投与 |
12:00 | 食事介助、内服介助 |
14:00 | ご家族様面会、医師の病状説明 |
これは、日勤の中で必ず時間通りに行わなければならない業務です
その他の業務では、時間通りでなくても良いが、必ず行わなければならないものもありますよね
その業務を空いている時間に組み込んでいきます
9:00 | 点滴更新、抗生剤投与 |
バイタルサイン測定、朝のラウンド、保清 | |
昼食後の内服準備 | |
12:00 | 食事介助、内服介助、口腔ケア |
午後からのラウンド | |
14:00 | ご家族様面会、病状説明(同席) |
明日以降の処置の確認、準備 | |
日勤以降の薬剤処方切れがないか確認 | |
適宜オムツ交換や体位交換を実施 |
ピンクの下線が引いてあるものは、なるべく時間通りに行い
下線が引いてないルーティン業務は、隙間時間に臨機応変に組み込んでいきます!
このように、患者さんの一日の流れや、決められた時間にしなければならない処置が分かると、次第にタイムスケジュールを立てて動けるようになります
なんとなく動けるようになってくると、自分が分からないことが明確になってきやすいですよ
対策3.配属先でよく行う処置から覚える
自分の配属された部署でよく行う処置があると思います
筆者が新人の時は、毎日医師の採血介助があったな
成人看護でも、採血やルートキープ、点眼や皮膚の処置など、ほぼ毎日行う必須の看護技術ってあると思います
そのような処置から、積極的に経験を積んで、自信をもって一人で行えるようにしましょう
対策4.予習復習を行う
ここからは勤務時間外のことにはなってしまいますが…
予習復習をする人とそうでない人では、成長の速度が全然違うと断言できます
「明日する処置の予習」をすれば、予習したうえで実際に自分が処置を経験することで、分からなかったことが明確になります
「実施に行った処置の復習」をすれば、復習している中で「これってどうだっけ?」と分からないことがでてくるかもしれません
こうして、分からないことを明らかにして、先輩や自己学習で解決していくことを繰り返すことで、仕事ができるようになっていきます
くたくたで帰ってきて、早く寝たい気持ちはとっても分かる。10分だけでもいいから、勉強を積み重ねたら成長につながるよ
隙間時間を活用してサッと勉強するには
1.院内マニュアルを使用する
2.自分の使いやすい本を使用する
この二つがおすすめの勉強法です
院内マニュアルを使用する
院内で業務手順のマニュアルが作成されている場合は、その用紙をコピーして、勉強するのがおすすめです
院内統一のマニュアルなら、誰でも業務や処置はその手順通りに行っています。自分の予習・復習内容と、実際の経験する処置内容が大きく変わることはないため、理解しやすいでしょう
また、コピーした紙であれば、勉強内容を書き込んで勤務中にも持ち運べるのが良いですね
処置の「目的」「物品」「手順」等がまとめられていることが多く、そこに自分で書き込むことで、最高の教科書になるね!
自分の使いやすい本を使用する
分かりやすい院内マニュアルがない人や、カラーで見やすい本で勉強したい人には、ダントツでこの本がおすすめです

この本は図や写真も多く、すべてカラーで分かりやすいです。筆者がプリセプターとなった年に、プリセプティと勉強するために購入しましたが、未だに後輩と看護処置を振り返る際に使用します
それくらい、新人看護師さん向けに分かりやすく、読みやすい内容ですので、看護技術の本を一冊持っておきたい方にはこの本のシリーズがおすすめです
対策5.同期で情報共有する
同じ部署の同期は、ライバルでもあるかもしれませんが、支えあう仲間にもなります
同期の経験したことや、自分の経験したことを共有することで、知識が広がるでしょう
また、自分が分からないことは、同期も分からないことが多いため、励ましあうことも切磋琢磨することもできます
分からないことが解決しないこともあるけど、共有することで心が軽くなることはあるよ
疾患がわからない
わからないことがわからない原因の二つは、「病名を聞いても、それがどんな疾患なのか想像できない」ことにあります
何度も繰り返し言いますが、新人看護師の間はわからなくて当たり前なので、自信をなくさなくて大丈夫です
この記事を読んでくれているってことは、わからないことが分からない自分をどうにかしたいと思っているよね。その姿勢が素晴らしい!◎
ここからは、疾患を理解していくために、新人看護師ができる対策を記載します
対策1.配属された科で入院の多い疾患から勉強する
自分が配属された科で、よく見る疾患がありますよね
例えば、「循環器科→心不全」「整形外科→大腿骨骨折」「眼科→白内障手術」などが挙げられます
病棟の教育方針で、新人さんが受け持つなら、まずこの疾患から勉強してもらおうという決まりがある場合もあります
そのため、先輩看護師に自分が勉強するなら、どの疾患から勉強してたらいいか聞いて、その疾患から勉強しましょう!
筆者が新人の時も、実際にプリセプターの先輩に、勉強すべき疾患を聞いて、勉強していました
自分の配属された科のすべての疾患を、新人時代に知ることは不可能です!
まずは重点的に勉強すべき疾患を、先輩看護師に聞くのが、わからないことをわかるようにする近道ですよ
対策2.予習復習を行う
上記でも記載しましたが、予習復習は業務でも疾患でも大事な要素です
自分が紙面上で学習した疾患や症状、治療方法や経過を、実際の患者さんと当てはめて考えることでより理解が深まるでしょう
筆者が疾患の勉強をする上で、ダントツでおすすめなのが
「病気がみえる」シリーズです

有名すぎて、看護学生時代にもう買ったよって方もいるかもしれないですね
病気がみえるシリーズは、絵や図が多く、新人看護師さんでも理解しやすい文章はもちろんのこと、中堅~ベテラン看護師でも勉強になる内容となっています
一生使える疾患の勉強本として、自分が配属された科の本を持っていると知識が深まりますよ
対策3.同期で情報共有する
こちらも上記で解説していますが、同期と定期的に情報共有をすることをおすすめします
同期の経験を聞くことで自分の勉強になりますし、自分の経験を同期に話すことで経験の整理や、アドバイスがもらえるでしょう
まとめ
少しづずつでも努力すれば、必ず自分の身になり、二年目に上がるころにはあなたの頑張りは評価されているでしょう!
わからないことは、わからないままにせず、その日その日で解決しましょうね
自分に取り入れられそうな勉強法・対策がこの記事内で見つかれば嬉しいです
最後まで読んでくださってありがとうございました
場合によっては新人教育が充実した病院へ転職も
ここまで読んで、「マニュアルがない」「先輩に話しかけづらい」「新人教育が良くなさそう」など、思い当たる節がある方は、転職を考えるのも一つの手です
自分の看護師としての基礎が出来上がる新人の時期に、学べない環境に身を置いているのはつらいですよね
とはいえ、いきなり仕事を辞めて転職するのは、かなり勇気がいると思いますので…
まずは情報収集や、自分の置かれている環境を客観的に評価してもらうために、転職サイトに登録してみるのも一つの選択肢としてあります
筆者も、情報収集のために常に転職サイトには登録しているし、「情報収集のみ」と伝えているので勧誘の電話はないよ◎
登録したり、話を聞くだけなら無料なので、困っている方は一度相談してみるのもいいかもしれません
筆者おすすめ転職サイト>>登録はこちら≪MC─ナースネット≫