その他 仕事

看護師でパートとして働きたい!責任は軽くなる?!

こんにちは!看護師パートとして病棟・外来で勤務経験のあるクロミです

パートで働いていると、常勤の方よりも給料・待遇面で不利なことも多いので、その分仕事量や責任を軽くしてほしい…と思いますよね。実際にパート勤務を経験しているクロミが、パートとして働くメリット・デメリット、業務上の責任についてを実体験も交えてお話していきます

パートで働こうと思っている人は、参考にしてみてください

この記事おすすめの人

・看護師のパートとして働きたい人、パートになるか悩んでいる人

・看護師のパートと常勤の違いが知りたい人

・看護師のパート勤務で、業務上の責任はどの程度か知りたい人

パート看護師と常勤看護師の業務・給料面の違い

パートとして働くか、常勤として働くかによって、勤務時間と年収に大きな差が出てくるでしょう。パートと常勤を比較した、一般的な例として下記のものを参考にしてみてください

常勤看護師パート看護師
給料基本給+残業代+夜勤など時給+残業代
賞与ありなし(あっても寸志程度)
退職金ありなし
出勤日数週5日(週休二日)週1~5日など契約次第
社会保険加入条件によっては加入

働き方改革で、週四日でも常勤として働けたり、少しづつ雇用形態の多様化が進んできています

パート看護師と常勤看護師の責任の違い

クロミが実際にパート看護師、常勤看護師として働いてみて、責任に関して感じたことは以下の三つです。詳しい内容を説明していきます

パート看護師であっても、仕事の責任の重さは常勤看護師と同じ

外来でパートとして働いている際も、病棟で働いている際も、看護師としての業務内容に大きな差はありませんでした。当たり前ですが、患者さんに対して行った処置や対応などに対して、看護師としての責任はついてきます。そのため、常勤であってもパートであっても、責任を持って仕事をしなければなりません

国家試験に受かって、看護資格を持って業務をしている以上、どんな雇用形態であれ責任はついてきますよね

患者さんからしてみれば、自分に対して看護をしてくれている看護師が、パートか常勤かは関係ありません。ですので、パートであるから責任はない、という職場はないでしょう

常勤看護師に比べ、委員会などは免除される傾向にある

委員会への所属やプリセプターなどの後輩指導は、常勤看護師が担うことが多いです。そのため、普段の日常の患者さんの対応以外の業務において、責任は発生しない場合が多くなります

勤務時間内に終わる業務であれば、一部業務を負担することもありますが、おおむね下記のように大きな負担のないものが多いでしょう

例:勤務時間内の研修には参加するが、時間外の研修や、病棟会は免除される

例:院内の委員会は参加しなくてもいいが、病棟の業務グループには参加する

例:プリセプターはしなくてよいが、新人の指導をスポット的に行う

最終的な責任は常勤看護師にある場合が多い

パートは自分の勤務時間が決まっていますので、どうしても勤務時間内に終わらない業務も発生するでしょう。その場合は常勤看護師に業務内容を引き継いで、帰らせてもらうことになるので、必然的に常勤看護師がその業務の責任を負うことが多くなるでしょう

大変な患者さんの対応や、ややこしい業務などは、引継ぎするのも気が引ける場合もあるかもしれません。しかし、パートと常勤では給料面や待遇面でも、常勤看護師の方が優遇されているので、パートという強みを生かして、常勤看護師にお任せするようにしましょう

引継ぎはしっかりとして責任の所在を明確にしてから帰宅しましょう!

パート看護師で働くメリット

残業が少ない

パート看護師は勤務時間が契約の時点で定められており、給料も時給と換算されるので、一般的には残業は少ない傾向がありますパート勤務として仕事をすること=残業はなるべくしないととらえられていることがほとんどだと思います。そのため、自分の勤務終了時刻になれば、サッと帰れるでしょう

…といっても、自分の配属される病棟がすごく忙しかったら帰りづらいし、忙しくても、パートだから帰ってという雰囲気がなければ帰りづらい。残業が少ないかどうかは、自分のおかれた環境に左右されることもあるよね

残業を少なくしたいから、パート看護師になりたいと考えている人は「残業の少ない部署」「残業の少ない職場」につくことをお勧めします

仕事と家庭の両立がしやすい

仕事と家庭を両立したと考えている看護師にとって、パートは常勤よりも両立しやすいでしょう。残業が少なくサッと帰れるので、買い物や家事に充てる時間も自分で調整できます。また、子どもの習い事がある日は早く帰るなどの、子どもの行事との調整もしやすいでしょう

難しい仕事を任されることが少ない

上記の「責任のある仕事」でもあげましたが、委員会などの仕事を任せられられることもなく、休日に開催される研修に自己研鑽のために参加を強制されることもありません

また、普段の仕事においても勤務時間ギリギリの時間帯の入院や、勤務時間内に終わらなさそうな急変患者の対応も、よほどのことがない限り避けてもらえるでしょう

パートなのに常勤以上に働いている!って心当たりがある人は、一度上司に相談してみて、業務内容を調整してもらうといいかも

クロミが病棟でパートとして働いている時は、「この曜日は保育園のお迎えが自分しか行けないので、必ず帰れる受け持ちにしてください」というように師長に調整してもらっていました。忙しい病棟に配属されていたので、ある程度は残業したり重症な患者さんも受け持っていましたが、パートとしてできる範囲での調整はしてもらっていました

ほぼ毎日ワンオペだからパートなのに、保育園のお迎えにも行けなかったら、仕事辞めないといけなくなるからね…

ダブルワークができる

パート看護師は仕事内容的にも、勤務時間的にも、自分で調整すればダブルワークが可能でしょう。看護師をパートでしながら、他に自分のしたい仕事に就くこともできます

パート看護師で働くデメリット

パート看護師の方が常勤看護師より給料が下がる

パートの場合は賞与がない(あっても寸志程度)であるため、年収は常勤看護師よりも大幅に下がってしまいます。また、常勤看護師では年々基本給が昇給していったり、役職が付くと給料も上がるでしょう。それに比べ、パート看護師では昇給がなかったり、良くてわずかに時給が上昇する程度でしょう。パート看護師の場合は役職がつくこともありませんので、同じ職場で長く働くことが大幅な給料アップにつながることもないでしょう

役職が欲しい人は、常勤看護師の方が有利だから、常勤で働き続けた方が良いです

常勤看護師より待遇が良くない

パート看護師は保険や福利厚生などの待遇面でも、常勤看護師より劣る場合が多いです。社会保険や雇用保険に関しては、勤務先によって加入できる条件が異なるため、勤務先に確認する必要があります

育児をしながら働くパート看護師でも、保険加入や待遇をよくするための関連記事記載しています、合わせてどうぞ♪

育休明けパート~週20時間以内でも雇用保険に入れる方法~

2025.4~新制度【パートも対象!】育児時短就業給付とは?

転職の際に不利になる可能性がある

パート看護師として働いていると、次に転職する際に不利になる場合があります

なぜかというとパート看護師として働いている期間は、経験年数に含まれない職場があるからです。例えば、子育てを理由にパートで5年間働いていた場合、次の転職先ではパート勤務の5年間は経験がないものとして、基本給などを定められてしまう場合があります

転職の際は「パート」「派遣」で働いていた場合も、経験年数として含まれるかを確認しましょう

せっかく常勤と同じような業務内容をしていたのに、パートだったことで経験年数として扱ってもらえないのはもったいない!

まとめ

看護師として働く以上、パートでも常勤でも責任はついてきます。自分がパートとして働きたい理由、メリット・デメリットを理解したうえで、自分の大切にする働き方は、どちらがいいか考えてみてくださいね

ここまで読んでくださってありがとうございました♪

-その他, 仕事